テレビとのしばしの別れ2020年11月11日 14:48

物心ついてから我が家のリビングには常にテレビがありました。
ガチャガチャからプチプチに変わり(中高年以下はわからないかな?)
リモコンが登場したときは大革命が起きたように感じたものでした。

思えば保育園児、小中学生の頃は家に帰ったらまずテレビの前に向かっていたように記憶しています。

高校生時代はそれなりに勉強していたので見る時間は減りましたがそれでも見ない日はなかったと思います。

実家を出て大学生、社会人と一人暮らしをしていたころは
帰宅すると照明より先にテレビをつけるほどのテレビっ子。

そんな私が先週末、家族で出掛ける自家用車内で
テレビを流して目的地に向かっていると
コマーシャルが流れる度に子供たちが声を合わせて暗唱します。

ほぼすべてのコマーシャルを覚えているって・・・
どんだけテレビ見てるの!?

はい、お父さんは思わず提案しました。
「来週1週間、ノーテレビウィークとすることを決定いたしました」

最初はブーブー言っていた子供達ですが
今日、ヒアリングしてみると
1年生の長男は
「静かになって集中して本が読めるからいいと思う。宿題も気が散らずにできるし!」
などと意外な言葉。
テレビ見たいと思わない?と訊くと
「本当に見たい番組だけ時間を決めて録画して休みの日に見れればいいかな。」と。
なんという事でしょう。
4年生の長女は最初難色を示しましたが弟の案を伝えると
「それでもいいよ!確かに習い事の宿題も順調な気もするし。」と。あら意外。
これまでこの子達をテレビ漬けにしててのは実は私だったのかもと考えさせられました。
我が家で本当にテレビ中毒だったのは子供達ではなく親だったのです。

実際、テレビを見ないようにすると私自身も読書量が増えています。
放送大学の講義の予習も受講も捗ります。
困る事と言えば・・・それぞれが本や学習に集中するあまり夫婦の会話が減るぐらいで。

そう、人生におけるかなりの時間をテレビに奪われていた事にいまさらながら気づきます。
それはYouTubeしかり、ゲームもしかり。

娯楽としても情報としても本当に必要なものを選んで手にする必要を感じています。

私の場合、主に歴史シミュレーションゲームでしたが、(古代中国や日本の戦国時代の武将にはそれなりに詳しくはなりましたが)かなりの時間を浪費して来た事に気づきました。
それは今、私自身にやりたいことがいっぱいあって時間が足りないと実感しているからだと思います。
学習する中で「もっと知りたい、もっと読みたい、学習したい、時間が足りない」と実感しているからこその気づきと後悔。

こういう事もあり、子供達にはゲーム機を与えたくないと思うのは親のエゴでしょうか。

さてさて、今週末からはテレビ限定解禁となり、
平日はノーテレビデーが続くようです。
いつまで続くか見ものです。

「子供4人を東大医学部へ入れた主婦」への違和感2020年10月20日 23:30

最近、インターネット上やヤフーニュースの記事で
「子供4人を東大医学部へ入れた主婦の~」
という記事をよく見かけます。

私自身が育児や教育関係の記事を読むことが多いせいか
これ系の記事が上位に上げられるのも原因の一つではあると思いますが。

私はこの記事の表現が好きではありません。
はい、嫌いです。

この主婦の方を批判している訳ではありませんし
この方なりに子供達の事を必死に考えて行動してきた事も
それがお子さん達の進学実績につながったという事も否定しませんし
素晴らしいことだと思います。
「お疲れさまでした」という言葉を送ります。

しかしながら、これらの記事は
この方の家庭と行動を一般化して煽るように思えて危うさを感じるのです。

この方は自身もご主人も立派な学歴でいらっしゃる事から
おそらくお子さん達もご両親の認知的能力を遺伝子として受け継がれている事と思います。
また、ご家庭の経済力も一般的な家庭よりもかなり裕福な環境であるようにも見受けられます。
そのような優位な条件を酷使してご自身でできる事を最大限行って
結果、お子さん達は全員東大理三に合格されたのだと思いますが
果してお子さん達はお母様に東大理三に「入れられた」んでしょうか。

希望もしていないのに無理やりあれこれやらされて
机に嚙り付かされて訳も分からない内に東大理三に「入れられた」のでしょうか。
いえ、お子さんたちが希望に燃えて、夢をかなえるべく頑張って東大理三合格し、お母様が一生懸命サポートされた結果であってほしいと願います。

記事の題名『子供4人を東大医学部へ入れた主婦の~』からは
夢と希望に燃えて努力して
その結果合格を勝ち取った子供たちの視線が
消えてなくなっているように感じませんか?
私はそこに違和感を感じているんだと思います。

この記事の題名の表現では
親さえ頑張れば、親の力で子供を難関大学に入れられると勘違いする「お母様」を量産する事になりそうな危機感を(勝手に)感じます。

実際、小学校受験や中学受験に際した親御さんの中には
自分(や配偶者)の知的レベル、家計レベルを勘違いしてしまい、
自ら「お受験」に打ち込み、子供に打ち込ませて身の程以上の結果を(子供に)要求する方たちが多くいます。
運よく身の程以上の学校に入れたとしても勉強に付いて行けず落ちこぼれる事、経済的負担からのトラブルに合う事、多くのリスクを背負います。まったく大きなお世話でしょうが、親には同情しませんが子供にかんしては何とかしてあげられないかと考えます。

お子さんの難関校合格という「目標」の向こうに
どのような親の「目的」があるのか、
こういった加熱する受験の若年化がはらむリスク、
メンタル面へのリスクも含めて考えてしまいます。

お子さんのお受験に関して不安かある、迷いのある保護者の方にも
コーチングは有効な面があると思います。